信頼のお墓選びと安心の終活相談

お墓の基礎知識

一言に「お墓」と申しましても、実は「お墓」を構成しているひとつひとつに名称があることをご存知でしたでしょうか。
ここではまず「お墓」の基本構成につきまして簡単にご案内させて頂きます。

 ①石塔(さお石+上台+中台)
 ②上下蓮華
 ③墓誌 (法名碑)
 ④花立て
 ⑤水鉢
 ⑥香炉 
 ⑦芝台
 ⑧拝石 ※カロート(納骨堂)の蓋石
 ⑨親柱
 ⑩階段石
 ⑪置物石
 ⑫中仕切り


ご存知の名称のものもありましたでしょうか。
実際にお墓を建てて頂く際、石材店の担当者とお話を進めていくにあたり、この部分はこうして欲しい。といったお客様のご希望やイメージを伝えて形にしていくという流れになるかと思います。
その時に、少しでも名称がおわかりになると、伝える際にスムーズに且つ間違も少なくなるかと存じます。
※もちろん全然わからなくても、優良石材店は大変懇切丁寧に説明してくれますのでご安心下さい。

まずご建墓に際し、
『ご自身がお墓に最低限詳しくなって頂き、お墓作りが楽しくなる』
ということを一番に推奨させて頂いております。
墓石全体のデザイン、石材の種類や品質、構成の名称や各部位のデザイン等、知れば知るほど奥が深くまた大変趣深い墓石の世界です。
是非詳しくなった分だけ、最低限のこだわりや希望をしっかりとイメージして頂き石材店に伝えて二人三脚で完成まで一緒に築き上げて頂きたいと願っております。

ご建墓の流れに関する基礎知識

では実際にお墓を建てるにあたり、どんな順序で進めていけばよいのでしょうか。
もちろんこれには決まりがあるわけでは御座いませんが、一般的な墓石完成までの進捗の流れをご案内させて頂きます。

①墓所(墓地)の選定
既に墓所(墓地)をご所有の方は不要な手順となりますが、現状まだ、墓所(墓地)をお持ちでない方に関しましては、まず墓所(墓地)の選定から始めて頂くのが良いでしょう。
と申しますのも、墓所(墓地)の区画の大きさによって、建立する「お墓」のデザインや大きさが大きく異なります。つまり、墓所(墓地)の大きさが決まらないと「お墓」のデザインが決められないことが多いのです。
墓所(墓地)に関しては、お客様によって選定基準が異なると思いますが大きく分けて下記の4つに分けられます。

(1) 公営墓地 (公営霊園)
 市町村が運営する墓地のことで、費用が比較的的安く、宗派や宗旨に関係なく建てることが出来るという利点があります。その一方で、墓地は法律上「市町村が作る」こととなっているのですが、財政難などの理由から十分な数が確保されておらず、結果的にその市町村に住民票がある希望者で尚且つご遺骨を持っている等の厳しい条件をクリアした後に、更に抽選で割り当てることから大変競争率が高いという欠点があります。
(2) 民営墓地 (民営霊園)
 宗教法人や財団法人、また複数の決まった石材店等で経営しており、公営墓地に入れない人たちの受け皿として建てられたのが始まりで、費用は公営よりも高めになります。宗派や宗旨に関係なく建てられる場合が多いのですが、決まった石材店等に依頼しなくてはいけない等の制約があることから、石材店同士の競争が起こりにくい為か「お墓」の価格も相場より多少高くなる傾向にあるようです。
(3) 寺院墓地
 
経営主体が宗教法人(寺院)である墓地を指します。法律的にも寺院の墓地経営は宗教活動の一環としてとらえられています。
そのため、寺院墓地でお墓を建てるにはその寺院の檀家(檀徒)になる必要があります。寺院の檀家(檀徒)になるということは、その寺院の宗派の信徒になります。管理や法要の際のお世話などは行き届いており大変安心ですが、代々承継という形で墓所(墓地)を受け継いでいく必要があります。費用は寺院によって大変差異がありますので、事前に費用や、特定の石材店でなくても建墓可能か等についての確認をおすすめ致します。
(4) みなし墓地
 
墓所(墓地)に関する法律が出来る以前からある墓地です。ほとんどが村墓地・共同墓地・個人墓地などです。この墓地はたいてい周辺の住民の為の墓地なので部外者はほぼ建てることが出来ません。もしご近所でこうした墓地があり管理人の方と面識があるようでしたら、空いている墓所(墓地)があるか聞いてみると良いかもしれません。費用は共同管理なので非常に安いことが多いです。

それぞれの墓所(墓地)にメリット・デメリットが御座いますので、ご家族で良くご相談の上でお決め下さい。

②予算の算出

墓所(墓地)が決まりましたら、次は概算で構いませんので「お墓」の予算を決めていきます。
この時、大切なのは税込で試算しておかないと、現在の消費税率が大きいこともあり予算オーバーになりやすくなってしまいますのでご注意下さい。
また可能であれば、予算の下限と上限を決めておいて頂けると石材店としても、下限と上限の両方の視点からデザインや石種のご提案がしやすくなると思います。

③大まかなデザインを決める
複数の石材店から「ここになら任せられる」という1社を絞る際にも、概ね同様のテザインを複数社に依頼しその中でのデザインや価格や品質で比較・検討することが均一で公正な選定を可能にするポイントになります。
※全く違うデザインや石種ですと、公正な比較・検討がしにくくなる可能性がございます。

 和型墓石 洋型墓石  デザイン墓石 丘カロート墓石 
 

「お墓」のデザイン型は大きくは上記4つとなりますので(この4つの型から更に細分化致します)大まかで構いませんので希望の型をお決め下さい。もし迷われるようであれば、その旨を石材店の担当者にお伝え頂き、ご自身の墓所(墓地)の区画に合わせたデザインを作成してもらい(例えば「和型」と「洋型」の2パターンをお願いする等)実際に完成したデザインをご覧頂くことで、最終的なイメージが決まることもよくございます。
最初は「和型」希望だったけど、完成したデザインを見て「洋型」に決めました。といった事例も多く御座いますのでこの時点では、確定していなくても全然大丈夫ですのでご安心下さい。

④石材店を決める
複数の石材店とやりとりして頂くことで、お客様のニーズに誠心誠意ご対応頂け、希望のデザインや価格・要望にしっかりと応えてくれる石材店をご選定下さい。ご建墓後も永いお付き合いとなりますので価格だけではなく、対応や内容も重視した選定をお願い致します。

⑤「お墓」の詳細なデザインや石種等を最終決定する
この時点で、おそらく概ね建立される「お墓」について詳細までほぼ決まっていると思います。
最終的な、デザイン・石種・価格・字彫内容や家紋・彫刻等の細かい点に至るまでしっかりと石材店と確認して頂きご契約へと進んで下さい。
特に石材の種類に関して、近年では国産の御影石よりも輸入石材を使用するケースが圧倒的に多い状況です。石材の種類は際限なくある為、この選定は迷って決められないのではとご不安になる方も多いのですが、実際にはお選び頂きます墓石のデザインや石材の好みの色、そして各石材の特徴等を石材店の担当者としっかりと話し合って頂くと意外と「この石を使うのがベストかな」という石材に巡り合うことが出来ます。
ここで非常に重要なポイントが何点が御座います。
お墓は建てた後、ほとんどの場合、外で雨ざらしになることから、吸水率(石材が水を吸う率)の出来るだけ低いもの、また水を吸いにくい石材を選定頂くことが大切です。
また耐久性(硬い)にも優れており石質が安定していて、ムラや傷が少ないことも大切な選定要素です。
ただし、このような条件を全て高いレベルで満たしている石材は高価になりやすい傾向にありますが、中には比較的安価で非常に良質な石材も御座います。また逆に、石材の品質は良くないのに産出量の少なさなどの希少価値により、高価な石材も御座いますので、石材店の担当者に「見本石」を用意してもらい手にとって頂きながら説明を確認するとご納得頂けることと思います。

⑥石材店とご契約
契約書の内容を石材店の担当者と一つ一つしっかりと確認しながら、ご契約を進めて下さい。
この時に疑問やご不安な点は遠慮せず必ず石材店に聞いてご不安を解消した上でご署名・ご捺印頂きますようお願い致します。
尚、この時に祖語が生じてしまいますと完成後に修正がきかなくなってしまう場合が御座いますのでご注意ください。
石材店とご契約されましたら必ず当サイトに
■ご契約された石材店名
■価格(税込)
■ご契約日

の3点を大変お手数ですがご連絡頂きますようお願い致します。

⑦「お墓」の施工
ご契約後、時期や場所にもよりますが約1~2ヵ月程度の施工期間となります。
もしお近くであれば、可能な限り施工途中で墓所(墓地)に足を運んで頂き、お客様の目でしっかりと施工内容について石材店の説明と相違がないかご確認頂くことをおすすめ致します。

⑧「お墓」の完成
おめでとうございます。いよいよ「お墓」の完成です!ご希望通りの「お墓」が完成したか隅々までしっかりとご確認頂き、石材店にお支払いをお願い致します。
お支払い方法に関しましては、石材店によって前金制、ご契約内金制、完全後金制等異なりますので事前にしっかりとご確認下さい。

⑨開眼供養 (入魂式)
寺院や宗派によっては「お墓」の建立後に魂を入れる『開眼供養』という法要が必要です。
詳細につきましては、寺院や石材店にご確認下さい。

最近よく使用される人気の主要石種


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